TRX活用事例: トレーニングスタジオ T plus 代表 柴崎剛さん

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2016/11/25

柴崎さんは、介護職員として働いていた2年前の春、突然の頭痛と歩行障害に見舞われ、病院へ緊急搬送された。診断は「小脳出血」。小脳は、大脳の下、脳幹の後ろにあり、脳の中で運動機能を司る部位にあたる。突如として、身体のコーディネーションを失った柴崎さんは、指と指を合わせたり、コップを掴むといった簡単な動作もできなくなった。

二ヶ月の入院を経て退院するも、コーディネーションを失った自分の身体の扱いに苦労した。退院後は、作業療法士のもと、リハビリに励んだ。身体が思うように動かないため、それまで勤めていた介護の仕事は辞めざるを得なかった。それでも「もう一度、自分の身体で走れるように」とトレーニングを続けた。

そんな中、昨年6月、西葛西にあるトレーニングジムR’s Bayに通い始めた。R’s Bayには理学療法士の資格を持つトレーナーがおり、医学的知識を基に小脳出血後のトレーニングにおいて起こり得るリスクをしっかりと管理しながら、トレーニングを見てくれた。そのR’s Bayでのトレーニングを通じて、初めてTRXトレーニングにも出会った。触ってみて衝撃を受けた。感覚が研ぎ澄まされるようで、少し動いただけですごい量の汗が出た。こうしてジムに通い、リハビリを続け、少しずつながら機能が回復していくのを実感する。 苦しみながらも努力の末に、半年ほどかかってようやく普通に歩けるようになった 。

柴崎さんの中では、トレーニングは「豆電球のスイッチをいれる」ような感覚で、欠かしてしまえば動けなくなるもの。普通に歩けるようになった今も、 柴崎さんの脳には、医者に「いつ切れてもおかしくない」と言われた血管が残っている。もしその血管が切れれば、今度は小脳の大部分を除去する必要があり、そうなれば運動機能は大幅に失われる。自らの力で健康に生きていくために、今もトレーニングは欠かせない。

今年4月、闘病中に支えてもらった地域の方々にいつまでも健康でいてほしいという思いから「トレーニングスタジオ T plus 」を開設。自身のリハビリを行う中で出会ったストレッチポールやTRXの指導者養成コースも受講し、指導技術を磨いた。現在は、介護職で培った経験と、自身のリハビリを通して得た知識、技術を生かして、12歳から87歳まで幅広い年齢層にTRXやストレッチポール、ひめトレなどを取り入れ、体幹トレーニングを中心とした運動指導を提供している。地域の方、年金暮らしの高齢の方も通いやすいように値段は安めに設定しているそうだ。

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柴崎さんがT-Plusで指導をする様子

普段何気なく行っている動作が突然できなくなる状況を想像してみて欲しい。その無力感は計り知れない。希望を失わず、懸命にトレーニングに励んだ結果が、全て元通りとはいかないまでも普通に歩き、暮らすことができ、さらには、トレーニングスタジオをオープンし、自分がリハビリをする中で培ってきた経験と技術を生かして、地域の方にトレーニング指導をするまでに至っている。

トレーニングスタジオ T plus ウェブサイト http://tplus.crayonsite.net/

TRXはトレーニングをする全ての方のさらなるベターの追求をサポートします。
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