TRX 40/40 チャレンジの達成に向けて
22/12/21
TRX 40/40チャレンジは、TRXの代表的なエクササイズである、TRXアトミックプッシュアップとTRXローロウの2つを組み合わせて行う、主に上半身と体幹の強さを測る種目です。展示会などで弊社が開催しているチャレンジイベントでは、この2つのエクササイズを誰が一番多くできるかを競い合います。
TRXでは、明確で簡潔、そして標準化された指導システムの確立のために、独自のキューイングテクニックを採用しています。これは、サスペンショントレーナーのセットアップ、エクササイズの開始姿勢、そして実施を誰もが確実にできるようにするためのもので、頭文字をとってNAPS-MR(ナップスミスター)と呼んでいます。NAPS-MRを採用した指導方法は、エクササイズを指導する指導者にはもちろん、指導を受けるメンバー、クライアントにも有益です。
Name(名称): エクササイズの名称
Adjustment(設定):サスペンショントレーナーの調節(長さなど)
Position(ポジション):アンカーポイントに対する身体の向き
Start(スタート):エクササイズを始める時の姿勢
Movement(動き):エクササイズの開始から中間までの動き
Return(リターン):エクササイズの中間地点から終わり/最初の姿勢まで戻る動き
指導者がNAPS-MRに沿って、簡潔にポイントを伝えることにより、クライアントはサスペンショントレーナーを適切にセットアップでき、エクササイズを効果的に行うことに役立ちます。以下は、TRXローロウのNAPS-MRの例です。
N: TRXローロウ
A: ショート
P: アンカーポイントに顔を向けて立つ
S: ハンドルを持ち、肩の真下で肘を90度にして立ちます。足をアンカーポイントの方向へ近づけ、身体を適切な角度にセットし、つま先をあげます。
M: プランク姿勢を維持しながら、腕を伸ばして身体を後方へ傾けます。
R: 肘を引き、身体を起こして最初の姿勢に戻ります。
このようにエクササイズの方法を簡潔に伝え、あまり細かく伝えすぎないことが大事です。クライアントが実際にエクササイズを行う中で、不適切な動き(腰が下がる、姿勢が崩れるなど)が見られたら、その部分を修正する指示を与えます。グループに対して指導する場合には、うまく動きができていない人に向けて修正キュー(ローロウの場合は、目線をアンカーポイントの方向へ向ける、頭から踵まで一直線になど)を与えつつ、グループ全体にも注意点として共有するようにします。
このNAPS-MRを使ったキューイングは、TRXトレーニングの指導のみならず、あらゆるトレーニング指導に生かすことのできるテクニックです。まずは動きの方法を確実に伝え、細かく注意点を伝えすぎないこと。修正すべきポイントは、エクササイズを行う中で修正していくという方法をぜひ実践してみてください。
TRXの指導者養成コースでは、NAPS-MRを用いての指導実践の機会をたくさん設けています。またNAPSMR以外のキューイングテクニックについても段階を踏んで紹介をしています。興味をお持ちいただけましたらぜひ指導者養成コースのページもご覧ください。
22/12/21
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